融資の種類

池上会計は
美容室開業専門の独立支援を行っています

池上会計は、美容室開業専門の独立支援を行っています。そうしたこともあり、年間100件ほどの独立・開業の相談に乗っています。
そうした相談を受ける中で、多くの方が悩まれていることに「創業時の資金調達」があります。

そして創業時の資金調達に関する相談は、大きく分けると2つあります。

１つ目の相談

美容師として独立し、美容室を開業するために、どれくらいのお金が必要なのかについて知りたいという相談です。

美容師として独立し、美容室を開業するために、どれくらいのお金が必要なのかについて知りたいという相談です。

これについては、大阪市内で美容室を開業しようとすると、開業〜半年間ほどで必要となる資金でおおよそ800万〜1600万円ほどの資金が必要です。

きっとあなたが考えている以上にお金がかかっていて驚かれたかもしれないと思います。
これは、相談に来られる美容師の方の多くが同じように驚かれます。でも、一緒に開業に必要な経費を計算していくと、だいたいこれくらいの金額は必要になっています。

そこで、美容師として独立し、自分の美容室を開業したいと思っているけど、どれくらいのお金がかかるかわからないという方は、ぜひこちらからご相談ください。

それに、池上会計は、美容室開業相談を受けている一部の会社や会計事務所のように、あなたに強引な営業をすることはありません。

最初は分からないことばかりだからといって、何も知らないあなたに、半ば強引に契約を迫ってくるような会社や会計事務所でひどい目に合ったという美容師さんの話もよく聞きます。 そういうところではなく、あなたの話をちゃんと聞き、一緒に必要な資金を計算し、どうすればいいかを考えてくれる事務所に相談されてください。

２つ目の相談

美容室を開業するために必要なお金をどうやって準備するかについての相談です。

きっとあなたは、美容師として雇われている間に、美容室の開業資金をご自分で準備されていたり、親や親戚、お客さんなどから出資してもらったりしていると思います。 それでも800万〜1600万円というのは大きなお金です。これは、大阪で美容室を開業されるにあたっての平均の金額なので、お店の場所や大きさ、内外装や設備によっては、3000万円近くのお金が必要となる人もいます。

こうしたお金を、自分や個人からの出資だけで賄おうというのはなかなか大変です。

そうしたこともあり、池上会計に来る美容室の開業相談では、「創業融資」を受けることを、ほぼ全員に提案しています。（そして、独立されるほとんどの美容師さんが、美容室開業時に創業融資を受けていますし、美容室が軌道に乗ってから「創業融資を受けておいてよかった。受けていなかったら危なかったかもしれない。」といわれます。）

創業融資とは？

金融機関が、これから独立される方や独立して間もない方のために、店舗の契約や家賃、お店づくり、設備費、運転資金などの開業時にかかるお金を、事業計画と面談によって貸してくれる制度です。

本来、会社やお店が、金融機関からお金を借りる際には、決算書という売上や経費、利益などを見せなくてはいけません。そして、担当者がその数字をちゃんと見て、この人には貸してもちゃんと返してくれると思われないと貸してもらうことはできません。（なので、創業融資を受けずに美容室を開業し、半年〜1年後にお金が足りなくなったから借りたいと思っても、計画どおり経営ができていないからお金が足りなくなると判断されて、借りることは難しくなります。）

創業融資を受けることをおすすめしています

だからこそ、池上会計は、資金的に余裕をもって経営するためにも、創業融資を受けることをおすすめしています。もし、あなたの美容室が、借りたお金を使わなくても軌道に乗り、利益がどんどん出る場合には返せばよいだけですし、そうすれば店舗を拡大するときにも実績があるのでお金を借りやすくなったりします。

ところで

美容師が独立して美容室を開業する際に使える創業融資には二種類あります。

1つは、日本政府が経営している金融機関である日本政策金融公庫で行われる創業融資です。もう１種類の創業融資は後ほどご紹介するとして、 池上会計では、よほどの事情がない限り、この日本政策金融公庫（国金とか、公庫などと呼ばれています。）での創業融資をおすすめしています。

日本政策金融公庫の創業融資をおすすめする理由

01高額な融資を受けやすいから

日本政策金融公庫は、政府が100%出資して、個人事業主や中小企業をサポートするためにつくられた金融機関です。そういった背景もあり、民間の金融機関（銀行や信用金庫など）で融資を受けにくい事業者であっても融資が受けやすくなっています。

もちろん、独立を考えている美容師が、美容室を開業するためにも活用することができますし、最大で3000万円までの創業融資を受けることができます。（とはいえ、3000万円は限度額ですし、実際には自分で準備している自己資金の3〜5倍程度の融資を受けられる可能性が高くなります。）

02金利が低く入金までが早いから

日本政策金融公庫は、政府系の金融機関という立ち位置にいるため、金利が低いという特徴があります。

美容師が独立して日本政策金融公庫から創業融資を行う場合には、通常、基準金利 といって、2.41〜2.9%の金利がかかります。 ※融資を申し込むあなたが、自分の意志で特別利率を選ぶことはできません

もちろん、信用保証協会を使わない銀行の融資（プロパー融資）などで、この金利よりも安く貸してもらえる融資もありますが、銀行のプロパー融資は経営が好調で、利益がしっかり出ていないと借りることはできません。そうした意味で、あなたが美容師として独立し、美容室を開業するために創業融資を受ける場合は、日本政策金融公庫の創業融資を選択したほうがよいと思われます。

03担保が不要だから

日本政策金融公庫の創業融資を受けて美容室を開業するのであれば、担保不要で融資を受けられます。
担保というのは、もし、あなたがお金を返せなくなったときに、あなたの借り入れを保証する財産のことです。そのため、融資に担保がついていると、返済が遅れた場合や返せなかったときに、担保に入れたる財産を失うことになります。

そうした担保が、日本政策金融公庫の創業融資には不要ということです。

04保証人が不要だから

05返済期間が長いから

あなたが日本政策公庫の創業融資を受けて、美容室を開業する場合、借入金額の返済は5年以上から選択することができます。

返済期間が長いということは、1回あたりの返済金額が少なくて済むということなので、手持ちの資金の減少が少なく（特に立ち上げ時には、）広告費や設備に対し、十分に投資することができるため有利であるといえます。

06他の金融機関からも融資を受けやすくなるから

あなたが美容師として独立する際、創業融資を受けずに美容室を開業した場合、美容室を軌道に乗せて店舗を拡大しようとしたときに、返済実績のない、初めての融資ということで審査が厳しくなり金融機関からの融資を受けにくくなります。

しかし、美容師として独立し、美容室を開業するときに、日本政策金融公庫から創業融資を受け、ちゃんと返済していれば、実績があるということで他の金融機関からの評価も高くなり融資を受けやすくなります。

デメリットについて

とはいえ、日本政策金融公庫をつかって、美容室開業時の創業融資を受ける場合、デメリットがないかというとそうでもありません。 金利が安いとか、返済期間が長い、担保や保証人が不要といった大きなメリットがある反面、多少のデメリットもあります。

01他の金融機関と比較して、申し込みに必要な書類が多い

あなたが美容室を開業するために、日本政策金融公庫でお金を借りようとした場合、以下のような書類が全て必要になります。

美容室開業予定の方が準備する書類

この他、融資が確定した後に、印鑑証明書も必要になります。

とはいえ、こうした書類について、慣れていないからよく分からないのは、独立する美容師さんは誰でもいっしょです。こうした書類についても、いっしょに揃えていきましょう。

02自分だけで申込をすると審査が厳しい

そのため、自己資金がゼロやゼロに限りなく近い状況で、融資を受けることはとても難しいといえます。あなたが、自己資金を全く用意できていないのであれば、まずは200万円を目標に、貯金をしていくのがよいといえます。

また、あなたが美容室を開業するにあたり、日本政策金融公庫で創業融資を受ける場合、

政府から「経営に関するアドバイスをできる」と認定された経営革新等認定支援機関といっしょに計画をつくると融資をスムーズに受けられる確率が高くなります。 （池上会計も認定支援機関として認定されています。）

認定支援機関に相談し、美容室開業の創業融資を準備すると

01書類作成の時間を削減でき、ストレスが少なくて済む

美容師として独立したばかりの方（あるいは、そのために努力している方）にとっては、日本政策金融公庫の創業融資で準備すべき書類は複雑でとても面倒です。分からないから電話して聞いても、説明が難しくてかえってストレスになったという話も聞きます。

池上会計では、年間50以上の創業融資を支援しており、そうした書類についても熟知しています。なので、あなたが必死になって、書類をもらってきたりダウンロード、印刷してつくらなくても作成を代行します。その分、あなたは、書類作成が空いた時間で自分の美容室を開業するための時間にあてていただくことができます。

02専門家が支援していることで信頼が向上し、審査時にプラスになるから

この数字を見ると、美容師として独立するために、自分で創業融資に申し込んだとしてもほとんどの人は審査に通過しないということになります。（もし、審査に通過しなかった場合、次に融資申込ができるようになるまでに、1年半以上の期間が必要になります。）

ですが、過去6年間、池上会計で支援を行なった創業融資審査通過率は98.6％と、ほぼ100％に近い方が、審査を通過しています。そうした実績を見ていただけばわかるように、池上会計は日本政策金融公庫の審査を通過させるためのノウハウを持っています。

だからこそ、多くの独立する美容師さんから頼られていますし、開業された美容室の経営者さんから、どんどん紹介がでているわけです。

03個人で申し込むよりも金利を下げられる可能性があるから

美容室が開業するときに、認定支援機関に依頼していっしょに書類作成を行うことで、（認定支援機関の印鑑が押印されていることで、）日本政策金融公庫が定める創業融資の金利よりも低い金利で借りられることがあります。あなたが多くのお金を開業した美容室経営に使うためにも、金利は少しでも低い方が得策です。

必ず下げられるという話ではありませんが、そうした制度が設けられている期間もありますので、ぜひ、美容室を開業される前にご相談ください。

もう一つの創業融資

もう1つは、銀行や信用金庫といった＜民間の金融機関と地方自治体、信用保証協会＞という機関がセットになって貸してくれる創業融資です。

これは、制度融資とも呼ばれています。
各都道府県（大阪の場合、梅田、本町、堺市、東大阪市、門真市、豊中市の6ヶ所）にある信用保証協会が、債務（あなたの借り入れたお金）の保証を受けることで、信用力が担保され、金融機関から融資を受けやすくなります。

美容師が独立して、美容室を開業する場合、民間の金融機関で創業融資を受ける方法は、

のいずれかになりますが、まだ美容室を経営していない独立したての美容師が、プロパー融資を受けられる可能性はほぼありません。

そこで、制度融資を利用することになりますが、あなたが借りたお金を返せないとき、あなた以外の人が強制的に返済を迫られる「連帯保証人が必要」になる場合もありますし、入金までに3ヶ月程度の時間がかかります。

また、通常の金利の他に、信用保証料という保証協会に最初に一括で支払うお金も必要となります。（日本政策金融公庫の場合、保証料は不要です。）

専門家に相談されることをおすすめします

そうしたことを考えると、やはり美容室開業にあたっての創業融資は、日本政策金融公庫で申込を行い、万が一、創業融資審査に落ちてしまった場合や、融資審査は通ったけど満額（希望額）に届かなかった場合、事後的に申し込むのが賢いと思われます。

いずれにせよ、美容師さんが独立して、創業融資を獲得しようとする場合には、

などを考えても、専門家に相談されることをおすすめします。

そうした際、池上会計にご相談していただければ幸いです。

池上会計が選ばれる理由

なお、多くのこれから開業される美容室から池上会計が選ばれる理由は、

ことにあります。

この数字は、美容室の開業支援をしている会社や会計事務所と比較しても、創業融資成功率が非常に高いだけでなく、開業後の美容室の経営支援にも強いといったことが挙げられます。

これから美容室を開業するにあたり、自分に必要なものが何かを相談したいという方はもちろん、他の美容室開業支援の会社や会計事務所にいかれて、何か違うなと思われた方もぜひ、ご相談ください。きっと、何が違うのかを感じていただけると思います。